目次
大腰筋を鍛えれば腰痛が治る!
根っからの腰痛持ち?
■私は元来、腰痛持ちでした。元々義務教育までは元気そのものでした。中学校から卓球を始めました。
それは高校生の部活で発生したのでした。「サッ」と、レシーブ体制に入った時、激痛が走りました。腰痛の始まりでした。以来、季節の変わり目とか、中間テストや期末テスト終了後に前触れもなく、襲ってくるのでした。
それでも若い時は、市販のシップを貼って乗り切りました。1週間我慢すれば、普通になっていました。
これは就職してからも続いたのでした。学生時代は座っておけばいいし、部活を休めばそれですみましたが、就職してからはそういうわけにもいきませんし、年を重ねていくと、たかが腰痛とは言っておれない状況となるし、仕事もそれなりにこなしていかないといけないわけです。
そこで、中年に乗りかかった時、一念発起して、1週間に1回、1年間、Oリングの整骨院に通って、「完璧」に治しました。Oリングとは、お弟子さんが私の患部に左手を当て、右手の親指と人差し指で力をこめてリングを作るのです。それを先生が両手で輪を解こうとするわけです。この際、リングを閉じたままだと問題なし、簡単に開くとゆがんでいるということになるわけです。レントゲンではわからないところまでわかるのには、驚いたことでした。何番目の骨が!と説明されると、「確かに」と頷けるのですね。こうやって、治して頂きました。
腰痛の再発!
■ところが、定年を前に、長時間のドライブで再び、20年間無縁だった腰痛に陥ってしまったのでした。昔の激痛とまではいけませんが、違和感を感じ始めました。翌日、アウトとなりました。午後から耐えられず年休という始末です。
それで同じ整骨院に行ったのですが、変化なし、セカンドオピニオンを求め、別の整骨院にも行き、いろいろな施術をしてもらい、しばらくは改善していたのですが、間を開けるとぶり返してしまうのですよね。結局は、「自然治癒力」かということで、本を漁りました。もちろん、安静にしながら、ネット上にてです。腰掛ける自体が辛かったのですが、背に腹は代えられないというところでした。
その2店目の整骨院で、言われました。腸腰筋が弱っていますね、と。何、それと調べてみたら、下半身と上半身をつなげているインナーマッスルだそうで、遅筋というのだそうでう。いわゆる腹筋は速筋といって、動かす筋肉です。遅筋は支える筋肉だそうで、ここを鍛える必要があるとのことでした。
実は、年に4回ほど通っていた整体師からも「全体的に筋肉が固いし、特に、インナーマッスルが弱いようです」と言われていたのでした。だから、思い当たったわけです。自転車通勤をしているのにですよ、往復1時間余り。
アマゾン検索で、次の本に出くわしました。
『寝たきり老人になりたくないなら大腰筋を鍛えなさい』
■この本によると、まず、腸腰筋とは、大腰筋と腸骨筋を総称した名前だそうです。大腰筋は背骨と下半身、腸骨筋は骨盤と下半身を連動させる筋肉だそうです。それで、著者は、大腰筋を鍛えておけば、老後も心配なしというのです。
では、どんな風に鍛えればいいのか、その前に理屈から!! ポイントは、次の3つです。
1)筋トレと有酸素運動の両方が必要
2)有酸素運動とは?
3)筋トレの方法
筋トレと有酸素運動の両方が必要
よくウオーキングしているからいいでしょう!という方がおられるそうです。実は何を隠そう、私が整体師に言っていました。「筋肉が固いということですが、私は天気にかかわらず、若い頃から自転車通勤を毎日、1時間以上やっているのに固いと言われたら、自動車通勤の方はもっと固いのですか?」と聞いたら、答えは何と!
人それぞれですよ!!
エッと、思ったことでした。じゃ、私はやる意味、ないじゃん!と感じたことでした。
しかし、両方必要とのこと、なぜなのでしょうか。
有酸素運動とは
■有酸素運動とは、ランニング、サイクリング、ウオーキングなどを指します。
例えば、ウオーキングで血流が回復し、毛細血管が広がります。外側の筋肉に酸素を送り込み、筋肉内にいるミトコンドリアでATPというエネルギーを作り出すのだそうです。この際、ミトコンドリアは大量の酸素が必要とのことです。だから、酸素が要る、有酸素運動というわけです。つまり、長い間、酸素が必要な運動という意味ですね。
この有酸素運動で、血液の循環が増し、疲労が取れやすくなり、脳や心臓を始めとした血管などが柔らかくなるということでした。
では、なぜ筋トレが必要か?
筋トレが必要なわけ
■まず筋トレは無酸素運動です。筋肉は有酸素運動では増えないのだそうです。筋トレで男性ホルモンも出て、肌もきれいになってくるのだそうです。当初は筋肉痛が起きるのですが、これは筋繊維の修復過程なのだそうです。年を取ると、筋肉痛が明後日になるという話がありますが、年を重ねると、修復に時間がかかるらしいのです。
■筋トレが筋肉が鍛えられると、いいことづくめなのだそうです。
まず、脳と体はつながっており、この筋肉が逆に脳に命令しているとも考えられるとのことでした。運動によって、脳がスッキリする、うつ病に効くということからも明らかです。ただし、筋トレや有酸素運動の「し過ぎ」は活性酸素をそれだけ生産しますので、適度な運動が重要ということでした。
その筋トレ、大腰筋こそを鍛えるべきだというわけです。つまり、年を取ってから、寝たきりにならなくてすむというわけです。私はむしろ、こう考えました。
大腰筋(腸腰筋)の筋トレで、腰痛にならない体をつくる!!
■さて、この筋トレの方法とは!!
5つの、大腰筋の筋トレ内容
■次の5つからなります。
1)つかまりスクワット(太もも全体+お尻+大腰筋)
2)座って膝伸ばし(太ももの前側)
3)座った太もも上げ(腹筋+大腰筋)
4)足の前後運動(大腰筋+股関節+大臀筋)
5)足の左右運動(太ももの横側+お尻+大腰筋)
■全て椅子を使った筋トレですので、ジムでなくて、事務をしながらでもできるというところがミソです。
1)はいわゆるスクワットです。ポイントは椅子の背を持って両足を肩幅開いて、様式トイレの格好をするということです。かがんだ時、膝がつま先より先に出ると、膝を悪くするそうで、前に出ないようにすること、30回できれば最高です。
2)は椅子に座って手をももの下に置き、片足ずつまっすぐに伸ばす運動です。左右30回できれば最高です。
3)は椅子に座って手をももの下に置き、片足ずつ膝を胸に近づけてかがめる運動です。左右交互に15回できれば最高です。
4)では片手で椅子の背を持ち、椅子の横に立って、片足の膝をまっすぐに引き上げ、その足を後ろへ大きく引き、膝を伸ばす運動(最後はアキレス腱伸ばしの要領)です。これを左右交互に15回できれば最高です。
5)では両手で椅子の背を持ち、足を閉じた状態から、片方の足を真横にゆっくり上げ下げする運動です。これも交互に15回できれば最高です。
■詳細は本書にて!!