1)準備その1:ハード面
■まずは、ハード面からです。以下をチェックしてみてください。
それぞれに、いろいろなやり方(方法論)があるかと思います。私がやってきた方法を提示します。担任が違うと、十人十色の面があります。また、学校や学年によっては、「統一」という面もありますので、学年主任などと相談していくことが重要です。
この他にも、いろいろとあるかもしれませんので、最低限と考えてくださいね。
□クラス発表用の名簿(学年調整)
□教材、テスト、ノート等々の選定(学年)
□氏名印わけ(学年)
□掃除区域の確認(学年)
□学級名簿
□靴箱や棚、傘立て、雑巾かけ等々のシールはり
□給食当番・掃除当番の表
□学級通信第1号(学年主任や管理職に目を通してもらう)
□時間割
□家庭訪問計画
□教科書チェック
□机・椅子(後日、身長と号数のチェック後に確定)
□学年経営案→学級経営案の確定(後日)
2)準備その2:ソフト面
■次に、ソフト面をチェックしてみましょう。
□正しい氏名点呼の準備(名前は大切です)
□笑顔の準備(第一印象がとても重要です。鏡で調整を)
□自己紹介(担任+児童用)のフォーマットを考える(自由に言わせるか、模範を示すか、フォーマットを作るか、様々です。児童も様々です、最初から躓かせない配慮も大切です)
□学級システム作り
・朝自習はどうする?
・朝の会、帰りの会はどうする?
・給食(お代わり)システムは?
・掃除のやり方
・朝来てからやること(ランドセルの中身は? 棚には? 絵の具道具は?等々)
・提出物の出し方
・ランドセルや靴の向き
・日直の仕事
・係の仕事(当番的仕事+自主的仕事)
□最初の授業準備は念入りに!
各教科の第1時は、ノートの取り方から指導が始まるかと思います。事前に、学年統一とか、少人数担当者との確認等々が必要かと思います。
日付の書き方(4月10日 卯月十日 Ap/10・・・・)からページ数の挿入等々の約束事を確認します。
教科書音読の際には、指を添えるか、添えないか等々、いろいろあるかと思います。
3)「黄金の3日間」
特に、最初の「黄金の3日間」は、一挙手一投足を児童は見てきます。どこまで許してもらえるのか、どんなシステムなのか等々です。試してきます。できれば、全発言内容をシミュレートするためにも、ノートに発言内容を書いておき、その通りに再現していくという準備も必要かも。
(例)「こんにちは、はじめまして、〇〇と申します。
大事な話をしますから、手は膝において聞いてください(全員ができたのを確認してから話し出す)
・・・・・(中略)
私は、いじめは絶対に許しません。それは頭に入れておいてくださいね。(後略)」
こんな感じでノートに書き出しておいて、無駄はないと思います。教育は臨機応変に変化させねばなりません。だからこそ、あわてないですむように、事前準備をしておくと、その一日が充実したものになるのではないでしょうか。備えあれば憂いなしです!
この3日間を取りこぼすと、1年間が大変です!!!
■何事も最初が肝心です。他にもいろいろとあるかと思います。自分なりの方法を加味して、最初の一歩を踏み出してください。