書きの種!=楽珍視点

楽珍:街巡り!!-風景から歴史や民俗、自然がわかる-

町中に恐竜が!
まとめ

地元とは違う風景に注視していきましょう。人は自分と違うものを探すものですから、何か気になったものがあったら、即、立ち止まってみましょう。非日常の風景から、その地の歴史や風俗、自然がわかります!

 いきなり恐竜が!

ドライブをしていたら、熊本は御船町に入ったところで、な、何と恐竜と出会いました。びっくりとは言いませんが(知ってはいましたので)、初めての人は驚くこと、間違いなしですよ。 この恐竜の横に「営業中」という文字があるのですが、この横に年代物のバスがおいてあって、その中で、右のハンバーガーが販売してありました。まさしく、恐竜が草を食べているような感じに見えるから不思議です。 こんな遊び心がとても重要だと考えますね。 ここ御船町は、御船層といって、白亜紀後期の恐竜化石を産出する地層が露出しているのですね。だから、町をあげて運営しているわけです。恐竜博物館には、それは大きな化石のレプリカが展示してありますので、必見の価値がありますよ。

 田の神さあ!!

秋のえびの高原をドライブしたことがありました。ここは、昔ながらの日本のよき風景が残されているところかなーと思います。 何しろ、黄色い田が黄金色に輝いていて、ちょうど稲刈りもあっていて、あの独特の香りが漂ってきていました。つい、車から降りてカシャ!! これは是が非でも、このお米を食べたいと思い、購入してみました。これがまじ、うまいのです。旅館では、もちろん、この地元産のご飯でした。品種はヒノヒカリです。五穀豊穣を祈る田の神さあ」というキャッチフレーズと、「田の神」のデザインが何とも言えませんね。一体全体、どんな神様なのでしょうか、調べてみました。
1)冬は山の神、春夏は田の神となって、豊作をもたらす神様 2)18世紀の鹿児島は天災続きで飢饉が起きたので、豊作願いで起きた信仰 3)「田の神さあ(たのかんさあ)」という呼び名で石像が配置された 4)今でも農家の間では、持ち回りで祭りを行っている 5)えびの市では、「田の神さあの里づくり」運動に取り組んでいる
これは面白いですよね。民俗学の世界です。民俗学の大家、柳田国男や宮本常一の世界へと入っていけますね。

 尻尾の曲がった猫!

長崎は唐人町にいる猫たちは、尻尾が曲がっているという新聞記事や小冊子を読んで、俄然興味が出てきたのでした。そこで、実際に行ってきました。 見つけるのに一苦労しましたが、やって一匹の三毛猫(99%がメスです!)を見つけたのでした。 なぜ、長崎には尻尾の曲がった猫が多いのか、それはこんな理由からでした。
 江戸時代に出島での貿易だけが許される鎖国状態が続きました。許されたのは、東南アジアを回ってくるオランダ船と中国船のみでした。これらには、食料が積まれているので、ねずみを捕獲するための猫が導入されました。その東南アジア系の尻尾の曲がった猫が長崎に入ってきたというわけです。
見るもの、聞くもの、全てが興味の対象となってきますよね。
 風景から、自然科学や民俗学、歴史学が紐解けますね。要するに、住んでいる地域とは違う景色に目を見張っていること、これが重要ですね! そうすると、世界が広がり、「井の中の蛙」から卒業できますね。
これが楽珍的街巡りの方法です。
ABOUT ME
hiro
好きなこと:映画鑑賞・自然観賞・読書・ウェブ作成・旅行・ドライブなど